そろそろ川っすね。(この記事を書いているのは11月なんですが。。。)
僕たちリバーガイドはレスキューのリスクを減らしたいので、ウォームゾーン(川岸)からのレスキューを心掛けています。
そのための道具の一つが【スローバック】なんです。その中でも使い勝手の良しあしがあって、使い分けます。下記はすべて浮くロープなのですが、少しの違いがあるんです!使い勝手は大きな違いがあるんです。
上から
・11mm芯有りロープ 25m
・9mm芯有りロープ 18m
・8.5mm芯無しロープ 20m
そんな変わんねー。って感じですが
・11mmロープは破談強度が高く、水圧でラップしたラフトボートを外す時に利用
・9mmはある程度の強度とある程度の扱いやすさがあり、コンパクトに収納でき、スローバックとして利用もでき、ピンニングしているボートも引っ張りたいリバーカヤック時に利用
・8.5mm芯無しロープは投げやすさにフォーカスし、スロー専門で利用しています。(細いので助けられる人は掴みづらいんですが。。。でも、そもそも届かなかったら意味がないと思っています。20mなんって狭い範囲なんですがフルバッキングするには体が持たない(肩が)
僕たちリバーガイドはロープのエンドは結び目を作りません。しかも、バックからロープが出てしまわないようにロープは全部収納してしまうんです。ロープが出ていて何かに引っかかってしまったら一大事なんです。しかし、いち早く助けなければならないので、エンドをバックの口にかけ、ドローコードを引き固定しています。
ロープは人を助けられる道具なのですが使う人のリスクを上げてしまうんです。スローバックはリスクがあることを理解し、装着してください。
バック自体にも、【クイックリリース】という安全装置が働いています。自分がロープに補足されてしまったとき、脱出するときに引きます。この機能がないスローバックは装着をお勧めしません。