今シーズンはツアー中のケガも無く、自分の体の不具合も無く、無事終了することが出来ました。これも体調を万全にし、安全な道具を利用して参加して頂くみなさんのおかげです。ありがとうございました。
今シーズン、ラニーニャの年ということもあり、小雪かー。。。本州は雪、降らなそうだな。。。お客さん、スイッチ入らないだろうな。。。ニセコは前のラニーニャ(2015-16シーズン)の降雪、積雪と同じぐらい降るんだろうなー。。。なんて思っていました。
11月に纏まった雪が降り、【早くシーズンインできる!】と喜んだ矢先、12月の中旬の雨。。。どうなることかと思っていました。しかし、小雪ではありましたが低温が続き、三月中旬までパウダーを探さずともパウダーな状況。蓋を開けてみれば、2月こそ例年に比べ、半分程度な積雪でしたが、ニセコではスキーをする上で困らない年だったとおれは思います。
自分にとって、いつものタイミングで雪が降らないので、雪に向かい合う時が増えた年でもありました。ハイシーズンは毎日のように少なくとも適度な降雪がありましたが、風の影響が少なく、沢が埋まるのが遅かったように思います。また、積雪の少なさは、春になってからの気温上昇によるグライドクラックの発生が少ない年でもありました。
3月上旬までパウダーが降り続いていましたが、寒気がいっきに抜け、気温の上昇と風により昨日までの極上のパウダーが一夜にしてスラブ化した層ができており、気温の変化に着目する年ともなりました。
スキーガイドをする上で、雪を見る時間は割くことのできない大切な時間ということを再認識した年でもありました。
今シーズン、ご参加頂き誠にありがとうございました。
ゆきやまかわたび屋
中沢 静登